古道具店を商んでいた坂田氏の審美眼が光ります。
日本では古来より、長く道具を使うと魂が宿ると信じられてきました。
この展覧会が、使い捨ての時代になった今日に開催される意味も含め非常に面白いと思います。
モノが持つ機能美や古道具故の素朴さを感じられる展覧会ではないでしょうか。
やはり、モノは多少高くとも長く使えて、愛情が湧くようなものが良いと思います。
それが現代では限られた資源の中でのエコにもつながり、職人と言われる人たちの生活や日本製の製品を支えることができます。
一概に大量生産、大量消費のメリットを否定するつもりもありませんがワンシーズンきたらへたってしまうような服なんかどうなんでしょうか。そして次のシーズンも買う。なんだか大企業の悪巧みのような気がしてなりません。
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以下美術館HPより抜粋。HPはこちら
写真は水中メガネ(ゴーグルと表記しないところがこれまた良いですね)
1973 年に古道具店を開いて以来、坂田和實の提案してきた美学は着実に共感者を増やしてきました。今やその影響は骨董のみならず、雑貨、ファッション、インテリ アなど広範囲にわたって着実の定着しています。美意識の開拓者として、現代のライフスタイルを導いてきた坂田自身のルーツと展開をたどり、現在の境地まで を、これまで直接、間接に関わった数々のものたちにより紹介する展覧会です。
日時 | 2012年10月3日(水)-11月25日(日) |
開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) 金曜日は午後7時(入館は午後6時30分まで) |
休館日 | 10月9日(火)、15日(月)、22(月)、29日(月)、11月5日(月)、12(月)、19日(月) |
入館料 | 入館料:一般300円(240円)、小中学生100円(80円) ※( )内は団体10名以上。 ※土曜日は小中学生無料。60歳以上の方、障がいのある方(付添の方1名)は無料 |
主催 | 渋谷区立松濤美術館 |
協力 | 株式会社大和プレス |
記念講演会事前申込制です。 | 10月21日(日)午後2時より(事前申込制 定員90名) 坂田和實氏(古道具坂田 店主) 「古道具その行き先」 ※往復ハガキ1通につき1名様参加申し込みできます(応募多数の場合は抽選)。 氏名、住所、電話番号を明記、渋谷区松濤美術館「坂田和實講演会」係宛、10月5日消印有効。 |
美術映画会 | 10月6日(土)午後2時より 「小林秀雄」「琳派の系譜」 |
担当学芸員による ギャラリートーク |
10月13日(土)、17日(水)、11月23日(金) 各回、午後2時より |
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